「地域おこし協力隊の取扱説明書」。
略して「協力隊の取説」。
長いもんは短くしたがるリョータローリョータロー(@ryotaromm)です。
静岡県は島田市川根地区。現役の地域おこし協力隊員であるぼくからのご提案。
地域おこし協力隊を受け入れたはいいけど何してもらえばいいの?って感じな全国の自治体の方や地域の方に向けて書いてます。
今回は「1年目のイベントは運営側ではなく参加者側で見てもらった方がいいんじゃない?」って話です。
ほとんどの隊員が地域のイベントは初参加であるという現実
地域おこし協力隊として受け入れたはいいけど、何をしてもらったらいいかわからなくて、とりあえず地元のイベントの手伝いをやってもらってる。
そんな自治体や地域が多いんじゃないでしょうか?
イベントの運営スタッフが高齢化したり、若者が次々とほかの地域に出て行ってしまっている昨今。
イベントに人手がほしいのは、よーくわかります。
もちろんぼくら協力隊も力になれればと思います。
でも、隊員のほとんどがそのイベントに出るのが初めてじゃないでしょうか?
最初っからスタッフにしちゃったら、もったいないですよ!
地元視点、スタッフ視点ではわからない「お客さん視点」
「地元の人にとっては当たり前になってしまっていることを、外の目線で指摘してほしい。」
地域おこし協力隊としてよく言われることのベスト3に入るんじゃないかと。
初めて参加するイベントだからこそ、1回目はお客さんとして参加させてはどうでしょう?
「外の目線=お客さんの視点」でイベントを体験してもらっては?
地域のイベントって参加したお客さんからの声が聞けないので、評価改善が難しかったりしませんか?
参加した協力隊から「お客さんの声」をフィードバックしていくことは、来年以降のイベントの運営に役立ちます。
一度運営側にまわってしまうと「お客さん視点」には戻れない
イベント運営に人手が足りないのはよくわかります。
でも、あえて協力隊を運営側におかない、という選択をしてみてはどうですか?
一度スタッフ側に回ってしまうと、もう2度とお客さんの視点には戻れません。
これは「1年目の協力隊にしかできないこと」です。
「あの子は、1年目だからやれることが少ない」なんて思ってませんか?もったいない!!
とはいえ、イベントには貢献してもらわないと…じゃあ取材してもらおう!
とはいえ、なんの目的もなく1日イベントをふらふら歩かせるのもムダです(笑)
だったら、カメラとメモをもたせて「取材」してもらいましょう!
TwitterやFacebookなんかで、ガンガン実況中継してもらってもおもしろいかも。
SNSの投稿がそのまま取材レポートになります。
ついでにイベントの広報にもなってしまうという一石二鳥っぷり!
スタッフの人手がたりないとどうしても広報部門は手薄になりがち。
これは、やらせないと損ですよ!
「よそもの」であることのメリットを活かす
地域おこし協力隊は「よそもの」です。
「よそもの」であることを最大限に活かしてください。
「郷に入っては郷に従え」という言葉がありますが、無視しましょう(笑)
地元の人と同じことを同じ方法でやるなら…
それはもう、地元の人がやればいいんです!
「よそもの」である協力隊をどう活用するかは地域の皆さんしだいですよ!