この夏、ヤギさんを借りてきて一緒に暮らしました。
メスのシバヤギ1歳です。
意外と人に懐いて可愛いし、耕作放棄していた畑の草を食べてくれるし、ヤギさん素晴らしいです。
飼い主さんにお返しするのが惜しくなるくらい…。
この夏の経験からヤギさんを飼ってみたい人向けに、前もって準備しておくといいことをまとめました。
毒草の除去(絶対)
ヤギさんは除草用のレンタルビジネスがあるほど草をたくさん食べてくれます。
ですが、中にはヤギさんが食べると中毒をおこす植物もあるので、前もって除去しておきます。
これは絶対やっておかないと。
例えば…
- ツツジ
- アジサイ
など。
こちらのサイトが詳しいので、確認してみてください。
農研機構 写真で見る家畜の有毒植物と中毒
意外と身近に食べちゃいけない植物あるんですね。
我が家も大家さんに許可もらって、ツツジを2本切り倒しました。
近所への周知と飼い犬のチェック
ヤギさんの鳴き声はそんなに大きくないですが、ご近所には気になる人もいるかもしれません。
(ヤギさんによっては発情期になると頻繁に鳴くこともあるそうなので注意が必要です。)
前もってヤギさんを飼うことを隣近所に周知しておいたほうがお互い幸せ。
可愛いヤギさんが来るので近所の人にも見に来てほしいですし(笑)
それと、近くに犬を飼っているお宅がある場合は注意!散歩の途中でばったりあって吠えられたりすると、すごく怖がります。
『あらしのよるに』にでも描かれた通りオオカミとヤギは本来、食うか食われるかの関係。
犬とっては単にじゃれて追いかけたつもりでも、ヤギさんにとってはトラウマ体験になりかねません(笑)
雨風がしのげる小屋
最初は飼い主さんから借りてきたゲージの屋根と側面を屋根材で覆っていましたが、レンタル期間中に台風が接近。
さすがに小屋ごと吹き飛んでしまいそうだったので、中型犬用の小屋を買ってきて組み立てました。
ヤギさんは身体が濡れるのを嫌がりますし、夜間に野犬や獣に襲われることを避けるためにもしっかりした小屋は必要です。
リードまたは柵
ぼくの場合は飼い主さんが使っていたリードをそのまま使わせてもらいました。
ぼくみたいにまずはお試しでレンタルするなら、リードで飼い始めるのが低コスト。
でも、本当はしっかりした柵をつくって、のびのび放牧してあげたい…。
柵で買う場合は、柵の隙間をヤギさんの頭が入らないくらいの大きさにするか、ネットを張る必要があるそうです。
(頭が入る隙間があるとツノが引っかかって抜けなくなるみたい。こわい。)
杭・ウエイト
ヤギさんの飼い方にはリードでつなぐ方法(繋牧)と柵の中に放牧する方法があります。
リードで繋いで飼う場合、リードを留めておく杭やウエイトが必要です。
ぼくは飼い主さんが使っていた古タイヤをそのまま借りてきて、中に石を入れたりして動かないようにしています。
木に繋いでもいいかもしれませんが、リードが絡まりやすいかもです。
▼こういうのも良さそう。
水と塩
ヤギさんは青草を食べている季節は、水はほとんど飲みません。青草の水分で足りるそうです。
一応、ボウルに水入れて毎日変えてますが、ほとんど飲んでる気配はありません。
冬場に干し草とか食べる時は水分補給必要みたいです。
ほかにはミネラルの補給が必要なのでミネラルブロックを置いておいてあげます。
こちらはネットで一回買っておけばかなり長く持ちます。
ヤギの行動範囲のシミュレーション
今回ぼくは、飼い主さんからそのまま借りてきた、古タイヤにリードという組み合わせでの繋牧。
行動範囲は古タイヤを中心とした円形のエリアになります。
- 食料となる草が生えている場所
- ヤギ小屋
- 水と塩
- 遊び場としての台など
がリードを繋いだまま無理なく移動できるかをイメージしておくと、ヤギさんが来てからあわてなくてすみます。
それとリードの範囲内で、以下のポイントも確認を。
リードが絡まりそうな立木がないか?
道路にでてしまわないか?自動車に接触しないか?
隣の畑や庭に入らないか?
リードで繋いで飼う場合、リードの長さを調整したり固定する場所を動かしたりして、ちょうどいい行動範囲をイメージしておくといいです。
行動範囲は7〜8㎡くらいは必要だそうで、あんまり狭いと運動不足になったり、ストレスを感じたりするようです。
ヤギを飼う前に準備したいことまとめ
- 毒草の除去
- 近所の周知と飼い犬のチェック
- 雨風がしながら小屋
- リードまたは柵
- 杭・ウエイト
- 水と 塩
- ヤギの行動範囲のシミュレーション
みなさま、いいヤギライフを!