『ソトコト』指出一正さんと十日町市元地域おこし協力隊多田孔明さんとトークセミナーでお話ししてきました!

先日、静岡県島田市で開催された『プレゼント講座2018  ソトコト指出編集長によるローカルヒーローによるシリーズトーク』。

雑誌『ソトコト』編集長である指出一正さんと、“ローカルヒーロー”による全3回のトークセミナーです。

最終回である今回の“ローカルヒーロー”は十日町の元・地域おこし協力隊の多田孔明さん。

島田市の地域おこし協力隊のぼくらも最後の20分くらいお二人と一緒にお話しさせてもらう機会をもらいました。

“ローカルヒーロー”とは?

「ローカルヒーロー」とは、たったひとりで誰もが望む奇跡を日本の地方に圧倒的に起こすような唯一無二の存在ではありません。生身で等身大だけれど、その人物が作用することで、仲間を巻き込み、普段のまちに熱波が静かに広がり、地方が未来へと前向きに動く。そんな愛すべきキャラクターです。

『ソトコト』というソーシャル&エコをテーマにした雑誌で取り上げられる地方でがんばる人たちのこと。

地方でがんばっているんだけど、専門家や学者さんなんかとはちょっと違って、地域に暮らしながら自分の人生をその土地で作っていて、それがその地域にいい影響をもたらしているって感じでしょうか?

指出さんの著書の中で何人か紹介されています。

『ソトコト』指出一正さんが全国を取材した事例から

雑誌『ソトコソ』編集長の指出一正さん

雑誌『ソトコソ』編集長の指出一正さん

セミナーでは全国各地を『ソトコト』の取材をして回った事例の中から、今回の多田さんの取り組みに関連がありそうなものをいくつかピックアップして紹介してくれました。

取材のその後の話もあり、取材して終わりではなくずっとその関係が続いているんだな、という印象を受けました。

セミナーの中の指出さんの言葉を使うなら

「小さな視点になってみて、横に並んでみると輝いて見える」

という言葉どおりの視点でつくられた雑誌です。

単純に全国の地域おこし事例の情報収集という点だけでも十分読む価値がある『ソトコト』。

それだけではなく記事の中ではその人の人生のコアの部分まで語られていて思わずその人のことが好きになってしまう、そんな雑誌です。

雑誌『ソトコト』はライト版が電子書籍Kindleとして読み放題の対象なのでぼくはそれで読んでいます。

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最終回のローカルヒーローは十日町市の元・地域おこし協力隊多田孔明さん。

新潟県十日町市の元・地域おこし協力隊の多田孔明さん

新潟県十日町市の元・地域おこし協力隊の多田孔明さん

もう1人の登壇者は十日町市の元・地域おこし協力隊の多田孔明(ただともよし)さん。

地域おこし協力隊制度がはじまったばかりの黎明期を支えたアルファ的存在。

協力隊業界(?)の間ではかなりの有名人ですね!

理論派の多田さんのがデータや事実に基づいた「未来」の話をしてくれました。

今、ぼくはちょっとした不安があって。

地域おこし協力隊3年間やって、自分としては満足してるんだけど、それは単なる自己満足でおわってないか?

はたして川根地域や全国の地方にとってどれだけの意味があったのか?

と、任期終了を目前に考えることがあります。

多田さんが考える未来の話をきいて、協力隊として地域に関わっていることがちゃんと日本の地方の「未来」と地続きになっているんだなー、とちょっと安心できました。

最近出版された多田さんの著書から引用。

「今の人口減少途上にある日本は、過去の延長線上には答えがない時代だと言えます。」

多田さんがセミナーの中でしていた話は著者『奇跡の集落』の中でも語られているので、興味のある方はそちらを読んでみてください!

島田市地域おこし協力隊も登壇

最後の20分で地域おこし協力隊というテーマのつながりから、ぼくら島田市の地域おこし協力隊も3人が登壇。

おとなり川根本町の緑の協力隊を加えた4人が指出さんと多田さんの間にはさまれる形でトークがスタートしました。

トークテーマは現役協力隊から指出さん多田さんに聞いてみたいこと、逆にお二人から協力隊への質問など、お客さんを無視した細かい話にも(笑)

地域の裏方としてやってきた3年間。

実は、こうして地元の皆さんの前で、一段高いところからお話しするのは初めてのこと。

ずっと「地域おこし協力隊が前に出てもしょうがない」と考えてましたが、会場の皆さんの中には「もっと地域おこし協力隊の活動を世間に広めた方がいい」と、言ってくれる人もいました。

残りの任期2ヶ月で活動報告会みたいなことをやってもいいかも?

『ソトコト』指出一正さんと十日町市元地域おこし協力隊多田孔明さんの関連書籍