お茶真っ盛りの川根からお届けしています。
朝6時からお茶のバイトをしてから地域おこし協力隊というダブルワークなリョータロー(@ryotaromm)です。
若干つかれてます。
そんなお茶時期ど真ん中、「連休を利用してお茶の仕事をがっつり体験したい」というガチ勢がfacebook経由で連絡をくれました!
知り合いの農家さんにおねがいして作業を体験してもらい、結果的にぼく自身はじめてコーディネーター的な活動となりました。
そんなガチ勢さんからの言葉からちょっと気づいたことがありまして。
本気でお茶づくりのことを学びたいと思い始めた中級レベル向けの受け皿がないんじゃないかと!!
ガチ勢からの言葉。
ある日Facebookでこんなメッセージいただきました。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”2.jpg” name=”ガチ勢Sさん”]こんにちは。
初めてご連絡致します。
お茶のお仕事のお手伝いがしたくて島田や清水など県内のお手伝いを検索していたら村松さんを拝見致しました。
明日からお休みなのですがボランティアでお茶のお仕事をお手伝いさせて頂けるところはご存知ありませんか?
[/speech_bubble]Sさんの話によると「”お茶 手伝い”とかで検索したけど、あんまりなくて、リョータローさんのブログ・SNSにたどりついた。」とのこと。
ん!!?
これはもしや!?
ブルーオーシャン発見か!?
お茶の「知識」と「技術・経験」をマトリクスで整理してた!
▼まずはこちらの図をご覧ください。
縦軸=お茶づくりに関する知識レベル
横軸=お茶づくりに関する技術レベル・経験値
でまとめてみました。
「研究者」と「プロフェッショナル」については図の上では同列にしてますが、たぶん枠を外れる感じになるので点線で囲っておきました。
こうして考えると特に中級クラスの技術レベルを持った人たちをうまく分類できないことがわかります。
それぞれのレベルに合わせた受け皿を考えよう!
さらにこの知識と技術・経験のマトリクスにレベルに合わせた受け皿(団体、組織、職業、イベントなど)を当てはめてみましょう。
どうです?
やっぱ中級クラスの人たちって、どこ行ったらいいかわかんないんですよ!
なので、結果的にお茶農家さんでアルバイトするくらいしかないんですが、いきなり連絡したって門前ばらいでしょうね(笑)
結局、スキルを高めようとおもったら、お茶の仕事に就いて上級からトップクラスの人たちと運よく出会って、さらに運よくそのスキルを継承させてもらわなくてはならないんです。
ただの強運。
お茶農家のスキルってほとんど職人芸に近いもんがあるので、スキルアップのためのシステムって「その職人集団に混じる」くらいしかないんじゃないでしょうか?
現状、入門レベルからの流れはこんな感じかな?
「はじめてのお茶摘み体験」みたいな入門レベルのイベントはけっこうたくさんあります。
▼たとえば川根でも今度こんなイベントあります。
なんとなくそんなイベントに参加してみて、日本茶に興味がわいたとしましょう。
そこからお茶にのめり込んでいくと、次のステップとして勉強して資格をとってみたくなるんじゃないでしょうか?
日本茶には「アドバイザー(初級)」や「コーディネーター(中級)」、「マスター(上級)」などを代表としていろんな資格があります。
でもそれらは基本的にはペーパーテストですし、実技はあるものの「お茶を飲む」ことを前提とした資格。
「お茶をつくる」スキルに関しては次のステップがすっぽり抜けて、「お茶屋さんのバイトに突撃する」みたいにかなりハードルの高いものになります。
そんな日本茶好きなガチ勢のニーズを満たすようなイベントや仕組みがないような気がします。
この中間クラスの受け皿がないっていう「ブルーオーシャン」
かなりマニアックな層がターゲットですが、ちょっと可能性感じます!!
おわりに
川根は日本有数のお茶どころ。(と川根に住んでる人は思っている笑)
素人向けのぬるい体験イベントなんかしてないで、その技をもっと高いレベルで継承することもブランディングにつながるんではないかと思います。
お茶の値段がこれから急によくなってお茶農家経営がもりかえすことなんて、ありえません。
お茶を続けるなら、「お茶を作って売る」以外に収益化するポイントを持たなくてはなりません。
そのひとつが「体験イベント」だったりするのですが、どうしてもインパクトが薄いですし、やりつくされてます…。
「お茶農家に一泊して馬車馬のようにこき使われるツアー」とかどうでしょう(笑)
早朝から深夜まで茶農家さんの1日をガチ体験する。
クソ忙しいお茶時期にそんなイベント受け入れてくれる農家さんいるのか!?(笑)
もしいたら、一緒にアイデア出しませんか??
謝辞
当日の朝、突然の体験希望者受入れのおねがいに、快諾してくれた「たむらのうえん」さんは神。