田舎に移住した地域おこし協力隊に期待されること。
「インターネットで情報発信」。
協力隊のみなさん、地域の魅力を伝えようとこぞってブログやSNSに取り組んでします。
でもね。正直言ってみなさんのブログ…。「残念」になってません?
ぼくのブログ「りょたろぐ」は、現在アクセスが月2万PVくらい。
全国の「協力隊ブロガー」のなかではトップクラス!…とまでは言いませんが、割と上位にランクインしてるのではないでしょうか?
そんなぼくがブログのネタを記事にするときに気をつけているポイントのひとつが「記事を小分けにすること」です。
残念なブログは記事を「ある日の日記」にまとめている
例えば最近ぼくはこんな記事を立て続けに書いているのですが、実はある1日に体験したことを分割してそれぞれ記事にしています。
- 地域おこし協力隊やってるぼくが独断と偏見で「春*里山はく2017」の気になるプログラム紹介する!
- 【春*里山はく】川根本町地域おこし協力隊の田村さんの「削り馬を使ったスプーンづくり」!予約不要で無料だ!
- 木工作業の強い味方!「削り馬(shaving horse)」の設計図の入手方法!
- 逆に貴重!?川根本町「夢の吊り橋」へ行ったのに、あの幻想的な光景が見られなかった件
多くの残念なブログはこれをまとめて「リョータローのある日の日記」にしてしまっていることが多いです。
▼日記風に書くならこんな感じ。
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昨日は川根本町の協力隊の田村さんが「春*里山はく」で出店しているスプーン作りを体験してきました!
削り馬っていう珍しい道具にまたがって、自分で木を削ってお気に入りのスプーンを作ることができました!
削り馬の設計図はグリーンウッドワーク研究所のサイトから有料でダウンロードできるそうです!
講座が終わった後、せっかく寸又峡まで来たので田村さんと一緒に「夢の吊り橋」まで行って来ました!
でも残念!
ちょうど大間ダムが抜水していてエメラルドグリーンの湖面を見ることができませんでした!
またこんど寸又峡に行ったときにリベンジしたいと思います!
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記事を小分けにするメリット
ブログの記事を分割した方がいいのかまとめた方がいいのか、については諸説あります。
ですが、ぼくは記事を小分けにする方がメリットが多いと考えています。
更新数がアップする。
1日の体験を複数の記事に分けるので、記事数が増えて更新頻度が上がります。
いつ更新するのかわからないブログと、こまめに更新されているブログだったら後者の方が読まれやすくなります。
次の項目でも触れますが、こまめに更新されているサイトは検索上位にも上がりやすくなりますしね。
検索で上位になりやすくなる(SEO)
記事をテーマごとに小分けにすることで検索エンジンに引っかかりやすくなります。
検索されたときに上位に表示されるようにすることをSEO(検索エンジン最適化)と言います。
SEOについては専門のサイトで説明されているのでそちらを参照。
細かい話は置いときますが、テーマごとに小分けにすることで、SEO対策になるのです。
先ほどの例で言えば、「リョータローのある日の日記」より「削り馬の設計図の入手方法」を知りたい人の方が多いでしょう(笑)
(削り馬の設計図の入手方法を知りたい人がそもそも多いかどうかは置いといてください笑)
【参考サイト】
書き手の負担が減ってブログを続けやすくなる
小分けになった記事は分量が減ります。なので単純に書き手の負担も減ります。
1日の振り返りを1記事にしようとするとそれだけで2、3日かかってしまいまいます。
その2、3日のうちにまた新しい体験をしてネタが入ってくると、いつまでたっても記事を更新できなくなる負のループに…。
1日の体験を細切れにすると、分量が減って負担が軽くなるので、さくっと記事をアップできる。
そういう循環がブログを書く習慣につながります。
ネタ数も増えるので「ネタ切れ」対策にもなります。
読み手の負担が減ってリピーターが増える。
記事が短くなることで必然的に読み手の負担も減ります。
現代人は忙しいですからね(笑)
読みやすいブログはリピーターも増えます。
「リョータローのある日の日記」は、別の人から見ると必要な情報と不要な情報が混ざった状態になっています。
「必要な情報は入っているんだけど、他の9割が不要」という記事を毎回読むのは大変です。
必要な情報と不要な情報が、最初から記事ごとに別れていれば読む人にとっても楽。
読まれない記事は出てきますが、必要なテーマの記事を読み手がピックアップできるようになるわけです。
たとえ読まれない記事があっても、読みやすいブログになります。
おわりに
ブログというと有名人のアメブロのイメージが強いせいか「ブログ=日記」という感覚で更新している人が多いように思います。
でも有名人でもない地域おこし協力隊が同じような日記ブログを書いたところで、アクセスは集まりません。
無名の協力隊の日記を読みたいという人はいないので。
記事の内容をテーマごとに小分けにすることでゴミのような日記が有益な情報に変わってきます。
そう。ブログが「情報発信」なってくるんです!