12月21日〜22日に行われた「空き家バンクサミット2016」でおしゃれな古民家シェアオフィスを視察できました。
奈良県吉野郡東吉野村にある「OFFICE CAMP HIGASHIYOSHINO(オフィス キャンプ 東吉野)」
人口2000人もいない東吉野村で移住者を呼ぶ拠点となっています。
田舎には仕事(雇用)がないと言われています。ないなら作ればいい。
仕事が作れるようになると移住のハードルも下がります。
そんな仕事づくりの拠点になるような場所があるといいですよねー。
奈良県吉野郡東吉野村ってどこ?
役場のホームページから情報転載します。
日本最後のニホンオオカミが捕獲された場所として有名。
▼市役所HPのデザインも古き良き時代なかんじです。
▼平成22年の段階ですでに人口2000人ちょっと。平成28年現在では1600人ほどでしょうか。
オフィス キャンプ 東吉野とは?
「遊ぶように働く」
山村のシェアオフィス
大阪から車で約1時間半、奈良県の東部地域にある東吉野村に、シェアオフィスができました。
急峻な山あいをながれる清流のすぐそばに、
築70年の民家をリノベートしてできた当施設は「オフィスキャンプ東吉野」といいます。
wifi環境や、プリンタ複合機のほかに、コーヒースタンドや展示室も用意しています。
週末に、家族や友人とキャンプするのも良いですが、オフィスをまるごとキャンプしてみませんか?
コーヒースタンドや展示室のみのご利用も大歓迎です。
建物をデザインしたのは坂本大祐さん。
都会で働いていましたが、仕事で体を壊したことをきっかけに、東吉野村に移住して自分のペースで働くようになった結果、オフィスキャンプ東吉野に結びついたそうです。
▼「古民家は夏向きに作られていて暗いので、デザインするときになるべく光が入るように心がけた」
ワークスペース
▼地元の大木からつくったテーブルと、一脚3万円のデザイナーズチェアが象徴するもの。
#空き家バンクサミット @オフィスキャンプ東吉野
ここのシェアオフィスを象徴する地元の大木を使ったテーブルと一脚3万円のデザイナーズチェアの組み合わせ。
人も物も「地元のもの」と「外のもの」をミックスしていこうよ、というコンセプトなんだとか!
(-⊡∀⊡)! pic.twitter.com/HTbJGvYffR— ムラマツ リョータロー@かわおこ隊 (@ryotaromm) December 22, 2016
▼和室もあります。おしゃれなランプシェードは和紙でできています。
カフェスペース
▼オフィス利用者以外に地元の人もやってくるというカフェスペース。
市役所が近所なので行政職員も顔を出すそうです。役場が近いというのはいいですね。
展示
▼建物の真ん中はギャラリースペース。地域の交流拠点として必要!
▼おしゃれで便利なシェルフ兼ベンチ。似たようなのDIYしたい。
おわりに
川根でシェアオフィスつくって、フリーランスや起業家のような人たちとローカルビジネスのアイデアを練る、というのが夢です。
田舎には雇用がない。でも人手は足りていないしサービスも充実していないという矛盾。
雇用がないので「仕事を作る」という発想が必要です。
一方で地域に困っている人はたくさんいるのでニーズを満たすようなスモールビジネスを作れば、生きていけるんではないか?
「地域の課題を仕事で解決」というのがぼくの目指すべき「3年後」。
その拠点になるようなコワーキングスペースやシェアオフィスのようなことを将来的にやってみたいなーと。
「空き家バンクサミット2016」で素敵な古民家シェアオフィスを視察できて、その思いが再燃しております。