「郷に入っては郷に従え」
田舎に移住した「ヨソモノ」が地元になじむための合言葉。
でも、地域おこし協力隊はそれでいいんでしょうか?
地域おこし協力隊は「ヨソモノ」であることも求められています。
地元の人たちと同じように行動しつづけると、価値観て簡単に変わってしまいます。
地域おこし協力隊がヨソモノであり続けるためにはどうしたらいいんでしょう?
そもそも、「郷に入っては郷に従え」って本当にそうなの?
ヨソモノに求められる「郷に入っては郷に従え」
田舎暮らしをしたくて、移住した人にとって「郷に入っては郷に従え」は合言葉のようなもの。
普通に移住する分ならそれでもいいと思うんですが、地域おこし協力隊の場合はそれでいいんでしょうか?
同じ土地に住み、
同じ行動をとり、
同じように考える。
それは地元の人の価値観と同じになっているんじゃないでしょうか?
地域おこし協力隊に求められる「ヨソモノの目線」
地域おこし協力隊なると必ず言われること。
「ヨソモノ視点で地域の魅力を発見してほしい。」
「ヨソモノの目から見て、この地域の課題はなにか?」
そう、地域おこし協力隊に求められるのは「ヨソモノ目線」。
地域に住みながら「ヨソモノの価値観を持つ者」、それが地域おこし協力隊。
油断するとあっという間に失われる「ヨソモノの価値観」
地域おこし協力隊になると、その地域に住み込むことになります。
近所付き合いや地元の人に囲まれて生活すると、どうしても地元民と同じ行動をとることになります。
自分が望むにしろ望まないにしろ、同じ行動をとっていると同じ考え方になってきます。
同じ土地に住み、
同じ行動をとり、
同じように考える。
それはもう「地元民」。
いつの間にか「ヨソモノ視点」は失われていきます。
移住してもヨソモノの価値観を失わずにいるためには
ぼくは地元の人と意見が合うようになったら黄色信号だと思ってます。
意見が合ったほうが、会議なんかの話し合いはスムーズですが(笑)
でも、地域おこし協力隊を会議に呼んだということは、「ヨソモノの意見がほしい」ということでしょう。
地元の意見への同調を求めるなら、最初から会議に呼ばなければいい。っと愚痴っぽくなりましたので、ここはカットしてください(笑)
そんな時は思い切っていつもと違う行動をとってみる。
いつも川根茶ばっかり飲んでいますが、コーヒーを飲んでみたり。
車を1時間ほど飛ばして人が混みあう道を歩いてみたり。
都市部に住んでいる友人と会うというのはすごくいいですね。
最後に「郷に入っては郷に従え」を思いっきり否定するよ
それでは最後に「郷に入っては郷に従え」を思いっきり否定してみます。
郷に生まれて、
郷に育ち、
郷に従って育ったはずの地元民でも…
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地元でめっちゃ浮いてる人いるよねぇぇぇぇぇ!!!!!!
あれ見ちゃうと「郷に従っててもダメなんだなー」と思いますよね(笑)
「郷に入っては郷に従え」という言葉に頼りたくなることもあるんですが、従ってれば安心というわけではないようです。
おわりに
「郷に入っては郷に従え」。
地域おこし協力隊が「ヨソモノ」であるために、気をつけなければいけない言葉です。
もちろん地元の人の言うことは無視しろ!ってわけじゃないですよ(笑)
地域の習慣や行動様式を理解しつつ、ヨソモノ目線を持ち続けるバランス感覚。
地域にどっぷり浸かっちゃうと見えなくなるものだってあるんです。