「地域おこし協力隊ってどんな仕事するの?」
おそらく全国の協力隊のみなさんが一番よく聞かれる質問じゃないでしょうか?
ぼくはまだ協力隊になって1ヶ月ちょっとですが、何度もこの質問を受け、そのたびにたじろいで、お茶を濁すような答えをしてきました。
ごめんなさい。テキトーなこと言ってたリョータローリョータロー(@ryotaromm)です。
でも、きょう、いましがた!川根温泉に浸かっている時に頭の中でバチっと何かの回路がつながりました!
地域おこし協力隊の仕事とは?
川根地区地域おこし協力隊(略して、かわおこ隊)の仕事とは?
ぼくは「川根というフィールドで、なにか新しいことを始めたい人を応援する」ことだと定義したいと思います!
業務内容というよりは「ミッション」といった方がいいのかもしれません。
かわおこ隊は基本的にはなんでもやるんですが、雑用として扱われるのはちょっと…と思っています。
なんといっても、みなさんの税金をつかって活動してますので!(これ重要)
このミッションにのっとって活動していけば川根の地域おこしにつながるはずです。
たとえば「お店が忙しいから手伝ってほしい」という依頼は受けません。
「お店で川根をPRできる新しい商品やサービスを開発したいから一緒に考えてほしい」という依頼は受け付けます。
これはけっこう「地域おこし」という視点でも核心をとらえているんじゃないでしょうか?
あくまで「応援する」というスタンス
加えて、「応援する」という表現もポイントです。
あくまで、地域おこしは地元の人たちを主体とした活動であるということです。
ただ、自分が主体になれないかといえばそうでもありません。
自分が企画、提案した活動については「地元の人間の一人である自分を自分で応援する」というスタンスであると捉えます。
こうやってミッションを定義すると「他人が企画したことを、ぼくが主体で実行する」や「ぼくが提案したことを、他の人が主体で行なう」というチグハグな状況はかわおこ隊の仕事に当てはまらないことがはっきりします。
これ、地味ですけど、けっこう大事です。
たまに、「〜ってことをやってみたいんだけど、協力隊で企画してやー」と言われたりするんですが、「それってどうなの?」って思ってました。
そこまでやりたいことが決まっているなら自分で企画してください。
新しいことへの挑戦は精一杯応援します!一緒にがんばりましょう!
地域おこしは「自分ごと」
地域おこしの失敗って、行政や他の地区のせいにしてしまいがちです。
でもね。地域おこしを他人ごとにしたら終わりだと思ってます。地域おこしは「自分ごと」であるはずなんです。
地域おこしをしたいっていう気持ちの源泉には「この地域で自分の人生をつくっていきたい」って思いがあるはずなんです。
「他人のために」とか「地域のためなら」っていう言葉を口にする人をぼくは信用してません。
たとえどんなに偉い人でも、地域で重要なポジションであってもです。
だって、「いま自分のことで忙しいから」って理由でいつでも辞めることができるので。
地域おこしは「他への献身」ではなく、「自分の生活の場をつくる」ことなんです。
あくまで「自分のため」にやってる人を、ぼくは地域おこしの主体者だと思ってます。
そもそも、地域おこしを「仕事」と割り切ってる人とか、話きいても全然ワクワクしないので。
そんな人には当たり障りのないあいずちをうってます(笑)
ぼくは地域おこし協力隊の仕事をワクワクしながらやりたいですし、地域としても「新しいことにチャレンジする」土壌を作りたいんです。
おわりに
「新しいことへの挑戦」は自分自身にも言えることです。
地域や他の誰かのためではなく自分の人生のために川根というフィールドで新しいチャレンジをしていきたいと思ってます!
あとはこれをいい感じのキャッチコピーにしていきたいですね。それが一番大変(笑)
ぼくの思いに共感してくれる人、一緒にがんばりましょう!
寒い川根も、もうすぐ春ですね。チャレンジの季節がやってきます。
▲こちらは、うちのおばあちゃんからの絵手紙。ちょうど玄関に飾っていました。