秋田県湯沢市が空き家の管理についてシルバー人材センターと協定をむすびました。
雪が降る地域は空き家の管理が大変そうですね。
高齢者のいきがい作りの面でもシルバー人材センターの活用は有効です。
でも、その仕事、若者にまわせないでしょうか?
空き家管理適正化へ シルバー人材センターと協定
秋田県湯沢市は、市内にある空き家の所有者から管理などの相談があった際、依頼先として市シルバー人材センターを紹介する協定を同センターと締結した。市によると、市町村とシルバー人材センターが空き家の管理業務で協定を結ぶのは秋田県内では初めて。
受託可能な管理業務は、見回り、修理・修繕、除草・清掃、雪囲いの設置・撤去など。料金は1時間当たり792~1408円。
若者の仕事を作って欲しい
たしかに高齢者の生きがいづくりは大切なんですけどもね。
できればその仕事、若者にまわしてあげられませんか??
バイトだってパートだっていいから若者が働ける場所を作って欲しいですね。
空き家所有者と外からの若者をつなぐきっかけにもなると思うのですが。
地元のNPOの活用というのも一つの方法
尾道市はNPOさんがおもしろい取り組みをしています。
地元のNPOに空き家管理事業を委託することとかできないんでしょうか?
空き家管理がシルバー人材の独壇場になっちゃうの?
市内には10月末現在で1080戸の空き家があり、所有者の半数以上は秋田県外に住む。市にはこれまでも空き家の所有者から管理に関する相談があったが、公平性の観点から特定の業者を紹介できなかった。協定締結により、同センターの紹介が可能になるほか、市の広報誌などでもPRできる。センターも業務受託機会の拡大が見込める。
湯沢市とシルバー人材の間につながりができたということは、空き家管理の仕事がシルバー人材の独壇場になってしまうのでしょうか?
あとは地元の不動産会社が、あんまり利益にならない空き家バンクを独自に作ったりしない限りは独占されてしまうかもです。
空き家に関するビジネスをやろうとしたら、行政とのつながりがあるというのは強いですね。
ぼくも「地域おこし協力隊」の肩書きをうまく使って地域につながりを作りたいですね。
縁もゆかりもない移住者はそのあたりがすごく大変だと思います。
おわりに
カワネワールドフォーラムで「里山資本主義」の藻谷さんが話していたのですが、
年寄りに金を稼がせても、貯金されて終わり。地域の経済にお金がまわらなくなってしまう。それでその人がなくなったら、その貯金を相続するのは都市に住んでる息子にわたってしまう。けっきょくは外にお金がでていってしまう。
という話に妙に納得してしまいました(笑)
地域おこしの視点では、若者の雇用をどうやってつくるのかが、大きな課題です。
行政の方には地域の若者の仕事の場を少しでも作ってもらえるようにお願いしたいです。