スポーツ少年団の運営のためなら必要な指導者の資格『認定員』。
資格取得のためには都道府県でおこなわれる認定員養成講習会を受講する必要があります。
2日間の日程で行われる講習会の最終日には検定試験も行われます。
静岡県の講習会に参加してスポ少の認定員の資格を取得しましまたので、この体験をブログにまとめました。
スポーツ少年団には認定員が2人必要
平成27年からスポーツ少年団1つにつき2人の認定員を置くこと、とされています。
(ほかに団員10名以上という基準も。)
つまり、スポ少の団を新しく作ったり、維持していくためには、最低でも団員10名・認定員2人が必要になるわけです。
静岡県のスポ少認定員講習会の会場や参加者は?
草薙運動場の硬式野球球場内の会議室で行われました。
参加者は約50人。
多くはスポ少の格団から「スポ少には認定員が2人必要だから、取ってきて」と、言われて参加しているようです。
年齢は20代から60代くらいまでと幅広く、男性が8割以上という感じ。
同じ団から3人ほどのグループで参加している人たちも何組かいるようです。
スポ少認定員講習会の日程やスケジュールは?
スポ少認定員の講習会は2日間の日程で行われます。
テキストは事前に郵送されてきていたので、それを持参。
テキストはA4サイズで約250ページ。別冊で書込み式のワークブック(約50ページ)が付いてきました。
テキストに同封されていたお便りに「自宅で21時間は予習してきてね☆」というようなことが書かれていました。
この自宅学習21時間と講習会14時間を完了し、講習会2日目の最終の1時間で行われる検定試験に合格するとスポ少の認定員を取得できるというわけです。
「21時間もの自宅勉強の時間するなんてムリ!」
と思いますが、大丈夫!
講師の方が丁寧に教えてくれますよ!
スポ少認定員の講習会では何を勉強するの?
講習会では決められたカリキュラムを複数の講師さんが講座ごとに交代で教えてくれます。
講座の内容はテキストを中心に進められますし、講師の先生の話を聞いていると出題箇所もそれとなく教えてくれます。
(たぶん、講師陣は出題箇所を知らされていて、なるべく受講者が試験に落ちないようにしてほしいと言われているのでは?)
▼テキストの目次の一覧。
個人的にはトレーニングとか指導方法よりも、どうやって子どもの成長を促すか?とか、地域に貢献できるためにはどうするか?といった本来のスポ少の理念を目指す内容が欲しかったなー、という印象。
トレーナーの養成講座じゃないよね?
認定員なるなるには試験があるの?
スポ少の認定員の資格を取得するために、2日間の講習会の最終の1時間で検定試験が行われます。
さて、肝心のテストの形式ですが、
- 試験時間は60分
- 4択からの選択問題が全部で50問を(一問1点)
- 30点以上で合格
- テキスト、ノート持ち込みOK
- 電子辞書やスマホなど電子機器は禁止
とされています。
テキスト、ノートは持ち込みOKですが、平均すると一問あたり1分ちょいで解答していかなくてはならないので、一問一問調べていては時間が足り無くなりそうです。
合否の発表は後日、通知で送られてきます。
講習会受講の翌日現在では合否は不明です(笑)
スポ少認定員を取得するための費用は?
受講料は調べてみると都道府県で多少違うようです。
静岡県の場合
参加料3,500円 内訳 テキスト代 1,080 円、受講料 2,420 円
事前に振込をお願いします。
とされています。
支払い方法も都道府県によっては当日会場で現金払いとしているところもあるようなので、受講希望の方は各都道府県スポーツ少年団の事務局までお問い合わせくだせい。
なんでスポ少認定員に?
ぼくの場合、スポーツ少年団に所属していません。
島田市のスポ少の本部員をやっているのと、これから川根地区で子どもに関わる地域活動をする上でスポ少と協力する必要があると感じていて、認定員の講習会も受けてみました。
(受講料は本部が負担してくれるというのもありますが…)
スポ少って子どもにとって大きな影響力を持ってるんですよね。
場合によっては、知り合いと一緒に川根地区で団を作ることもできますしね!
おわりに
スポーツ少年団の運営に必要な認定員の資格。
その資格取得には認定員養成講習会を受ける必要があります。
自宅での予習は必要だし、講習会も2日間だし、その上検定試験もあって受講者にとってはメンドクサイ…というのが、みんなの意見だと思います。
でも、講習会の内容や雰囲気が事前にわかれば、あるいは少しくらい「受けてもいいかも?」と思う人がいるかな?と思ってブログ書きました。
子どものお弁当や送り迎え、当番もあって、保護者の方の立場からしても、ちょっとメンドクサイかもしれないスポ少ですが、本当はもっと楽しくて自由なんですよ!
本来のスポ少の目的や、地域での役割がもっと広まるといいなー!